『ハッピー・ベルドリーム ケンネル』が対処した方法です。 参考にして頂ければ幸いです。

 【A1】
    性格は,目が開いて動くようになると、仔犬同士の中で気の強い子や、おとなしい子の
      差が出てきます
    大事な事は、この時期に親犬のしつけのみにしておきますと、犬社会の掟しか教えられず
      人間社会に溶け込みにくい子に育ってしまいますので、パピートレーニングが必要になります。
    パピートレーニングはその子の性格に合ったトレーニングが大事ですが、トレーニングにより
      服従心を養い、しつけやすい子に育ちます。
    当ケンネルでは、生後4週齢から“パピートレーニング”をおこない、オーナー様にお渡しして
      おります。
    しかし大事なことは、お渡し後オーナー様による “しつけトレーニング”をおこないませんと、
      我が儘な子や、臆病な子になってしまいますので、当ケンネルではお渡し後も、適切な
      “しつけトレーニング”のアドバイスをさせていただいております。

    ご要望があれば、“出張しつけトレーニング”も、おこないます。


 【A2】
    パピヨンは、マルチーズやシーズのように延び続けませんが、ロングヘアー種ですので、
      毛玉が出来ないよう、毎日軽くコームで整えれば良いです。
    体毛は、夏毛と冬毛に生え変わりますので、脱毛時にブラシを使ってブラッシングをして下さい。
    注意する事は、耳の飾り毛は体毛と異なり、元から抜けないように、丁寧に梳いて下さい
     (元から抜けると、個人差はありますが、生えるのに3〜5年かかります)
    あとは手・足の指の裏の毛をハサミでカットと、肛門周りをカットするぐらいで良いです。



 【A3】

    室内犬は小型なので室内のみでも、運動量としては大丈夫ですが、やはり人間と一緒で
     外に出る事を好みます。
    社会性を養う為と ストレス発散の為にも、毎日朝・夕の散歩をお奨めします
     (お願い;パピヨンを飼われている方はお分かりと思いますが、排泄物は必ず持ち帰って
       くださいね!)
    雨天時は、外に行きたがらない場合がありますので、トイレは室内・屋外どちらでも、できる
     ようにトレーニングをおこないますと便利です。

 
 【A4】
     仔犬を購入する場合大事な事は、下記の点に注意して下さい。

      1)親犬が健全であるかを見て下さい。
        飼育環境を見れば健康面・衛生面が行き届いているかが分かります。
        犬を家族同様に考えて、同一ホーム内で飼っている欧州の先進国では、
        日本・アジア諸国のように、ペットショップのようなケースに陳列して販売を
        致しておりません。 これは犬を商品と考えている悲しい事です。
        このような事から、日本はペットに関しては発展途上国といえます。

      2)親犬がしつけされているかを見て下さい
        親犬がしつけをされていないと、親犬が仔犬にマナー・掟を教えられないので、
        仔犬は習得できません。 特にトイレマナーが悪い子や、神経質な子になります。

      3)ブリーダーが犬を家族同様に可愛がっているかを見て下さい。
        ブリーダーさんに色々な質問をして、適切且つ納得が出来る返答をして頂けるかです。
        例えば、「この仔犬は血統が良い」とばかり言って進める。
        一方はオーナー様の将来を考えて、育てていく過程で末永く“しつけのアドバイス”を
        して頂ける。
        どちらを選びますか?

      4)仔犬が健康状態であるかを見て下さい.。
        ・元気に動き回っているか
        ・毛の艶は良いか
        ・目がイキイキと輝いているか
        ・肛門の周りがきれいか
        ・脅えているようなことはないか

     大事なことは、犬はたとえ血統が良くても育てていく段階で、その子の性格に合った
     “しつけトレーニング”
をしないと、資質の良い犬になりません



 【A5】
    パピヨンは足が細く長い犬種ですので、以下の点に注意して下さい。
     最近の家はフローリングが多いですが、このフローリングがパピヨンの足には良くありません
   フローリングの上で遊んでいると 滑らないように足に力を入れて歩くため、歩き方もおかしくなり、
     方向を変える時等に膝の関節を痛め、脱臼しやすくなります。
    防止方法としては、市販の犬用防水マット(洗濯可)の使用をお奨めします。

 
 
 【A6】
    チャイムが鳴ると吠える子が多いですが、これも訓練である程度直ります。
       吠えたら、呼び来させて座らせるか、伏せをさせ叱って言い聞かせます。
     しかし、現実はお客様を待たせては申し訳ないため、その時にトレーニングを行う事は現実
      難しいと思います。
     そこで、これを直すためには、ご家族の協力で直す訓練をします
      (チャイムを鳴らす人と、しつける人)

     訓練の方法は、愛犬に「お座り」か「伏せ」をさせ、チャイムを鳴らし、吠えなかったら
      ご褒美等を与え、大げさに誉めてください

     犬は伏せた姿勢では吠えませんので、「お座り」で直らない場合は、「伏せ」で行なって
      ください。
     しかし、今の世の中を考えますと、見知らぬ人が家に来た時は、吠えて家の方に知らせる
      ことは、パピヨン の声の大きさから防犯には良いと思います。
     この場合、家の方が来訪者に会った時点で、吠えるのを止める訓練が必要です。


 
 【A7】
    最初は生後7ヶ月から1年でヒートが来ます。その後 約半年サイクルで来ます。
     体質により最初のヒートが少なく、期間も短い子がいますが、その場合はつい見逃して
      しまい、2回目を最初と勘違いされることがあります。
    この子の場合、 早すぎません 正常です。

 
 【A8】

    状況から推測できる事は、トイレトレーの設置場所が問題と考えられます。
     トイレトレーを部屋の隅の少し薄くらい場所に設置して下さい。
     それでもその場所でしない時は、3方を囲んで下さい。
     犬も人と同じで、排泄する場合は無防備なりますので、隅の方で周りが囲ってあると
      安心して排泄できます。
     上手にできた時は、ご褒美等を与えて大げさに誉めて下さいね!
     場所の移動は、その場でできるようになってから、徐々に移動してください。

 
 【A9】

    犬の聴力は人の10倍以上あり 眠っていても小さな音でも起きてしまい、熟睡できない為
      成犬で一日約15H寝ます。
    特に、仔犬は一日18〜20H寝ないと健康を害し、丈夫な犬に育ちません

 
 【A10】

     交配できない場合いくつかの問題がありますが、オスが乗っていても交配できない場合、
        場所に問題があるのではないでしょうか。
      例えば、フローリングのように、床が滑って踏ん張れないような場所ではうまくいきま
        せんので、場所の見直しをしてみてください。
      他に、オスが小さい頃からマウント行為をさせないと、上手にできない事があります。
      交配の仕方がわからないという事です。
      日常から、犬同士の遊びの中で、マウント行為させる事が必要です


 
 【A11】
     世間では、犬同士の相性があるとよく言われますが、同じ犬種なら先住犬も喜んで
        迎えるはずです。
       相性が悪くなるようにしているのは、飼い主が新しい仔犬を迎える対応に問題
        ある事が多いにあります。
       犬は家族集団に他の犬が入る場合、必ず自分に従わせる為、相手のマズルやネック等を
        口で押さえつけ服従させます。 押さえられた仔犬は「キャンキャン」と泣く為、あたかも
        いじめているように見間違えて先住犬の方を叱いますと、仲が悪くなったりします。
       この様な場合は、犬社会の掟を教えているので、見ている様にしてください。


 【A12】
     長所; 1、賢い(小型犬の中では、トイプードルに次いで2番目に賢い)
           2、体臭が少ない
           3、暑さ・寒さに強く、衛生的に飼えば病気をしない
           4、トリミングが簡単に行なえる(前後足の指から下に出ている毛のカットと、
              お尻周りのカット)
           5、活動的(トレーニングを行なえば、ドッグスポーツを楽しむことができる)
      短所
           1、賢いがゆえに、しつけをしっかりおこなわないと、自分が主導権を握り
              好き勝手な行動をする

           2、脚が細いため、脱臼がしやすい(幼時期はフローリングで膝を痛めやすい
              ので、マットを敷く)
           3、長毛種のため、毎日ブラッシングが必要

      パピヨンは正しい飼い方をおこなえば、愛情豊かな犬種ですので、素晴らしい
      家庭犬になります


 
 【A13】
      犬は自分の行動範囲で縄張りを主張するためにおこないますが、その行為の中で
        他の犬がいると
自分のものだと主張するためにおこないます。
      この行動は飼い主に対し、服従心がないとおこないます。 属に言う“権勢症候群”です。

     この場合は、いけないことだと言い聞かせ、しなくなったら誉めてください。

 
 【A14】
     爪切は、時々しか行なわない為、嫌がる子が多いですが、普段から爪切をワンちゃんの
        見える所に置き、慣らしましょう。

     パピートレーニングでタッチングを行なう時に、指先で犬の爪を触ったり、刺激をあたえたり
      して、普段から爪を触られても嫌がらないように慣らしておきます

 
 【A15】
     小型犬は排泄時に自然に液が出ることがすくないので、定期的におこないます。
     体質によりますが、1〜2週間を目安におこなって下さい
      匂いの臭い液が出てきますので、後でお湯で荒い流してください。

 
 【A16】
    
一般的に言えば「社会化期不足」と思われます。
      怖がって歩かない子を、絶対にリードで引っ張ったり、抱いてはいけません
      自発的に歩くまで、止まった場所で待って下さい。
      愛犬が歩き出したら「ヨシヨシ」と誉め、一緒に歩きます。また止まってしまっても
       歩き出すまで気長に待って下さい。


 【A17】

      3ヶ月頃の仔犬は甘噛みをします
      仔犬は兄弟犬と一緒に暮らしている時に、遊びの中で兄弟犬を噛みます。
      相手が泣くのを見て力加減を覚えます。
      同じ様に、飼い主の手等を噛んだ時は叱らないと「噛んでも痛くないんだ〜」と学習
       してしまいます。
      噛んでも良い物を与え、手等を噛んだ時は指をそのまま奥に押し込みます。仔犬は
       痛いので歯を放します。
      繰り返す事により甘噛みは直っていきます。
       

 【A18】
     パピヨンは、シングルコートがスタンダードです。、中にはダブルコートの子もいます。
      ダブルコートとは、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2重構造に
       なっている事です。
 
 
 【A19】
     繁殖をする予定がなければ避妊をお奨めします
      子宮・卵巣の病気予防になりますし、年2回のヒートの煩わしさもなくなります。

     只、ホルモンが脂肪に変わり、太りやすくなりますので、体重管理には気をつけて下さい
 
 
 【A20】
     まず、吠える原因を考えてみましょう
      1)「散歩の途中に犬を見て吠える」場合 
         犬が近づいてきたら吠える前に「スワレ」をさせます。
         アイコンタクトをとり誉めて「おやつ」をあげます。
         「散歩中にワンちゃんに会うと良い事がある」と覚えます。
      2)「家に近づく人に吠える」場合
         ワンちゃんは縄張りを守ろうとする気持ちがあります。
         「誰か来たよ!」と飼い主に教えています。
         その時に声をかけると(叱っても)誉められたと思ってしまいます。
         急な対応としてはゲージの中にワンちゃんを入れましょう。
         ゲージはワンちゃんにとっては安心できる場所です。
         「私が家族を守らなくてもいいのだなァ〜」と落ち着いてきます。

       基本5項目(スワレ、フセ、マテ、コイ、ツケ)のしつけをさせましょう    

 
 【A21】
     ラインブリードとは、3〜5代間に同一の犬が2度以上編入されている事
        アウトブリードとは、5代間に血縁のない交配
      交配をする時は、愛犬の欠点を補ってくれる相手との交配が良いでしょう。
      ドッグショーを見学に行き、質の良いパピヨンをたくさん見て目を肥やすと良いです。
      只、同じ男の子と同じ女の子との仔犬はいつも同じではありません。


 
 【A22】
    ワンちゃんにとっては食糞は異常な事ではありません。
     仔犬を出産した母犬は、教えなくても仔犬の糞を舐めて処理します。とは言う物の
      飼い主としては嫌ですので、排泄した時は、速やかに片付けましょう
     ワンちゃんが、食べたり舐めたりした時に大声で叱ったりせず、何事もなかったように
      片付けるのがポイントです

 

 【A23】
     病院が、近くにあると便利だからと決めるのは良くありません。
      まず身近で、ワンちゃんを飼われている方達に評判が良いかを聞き、自分のワンちゃんに
      合った病院かを考えて、決めていただくのが良いと思います。
        良い病院;いつも患者犬が多い
               飼い主の心のケアまでしていただける
               緊急時にも対応していただける。
               目的の診察以外にも、その犬の懸念される箇所も診ていただける
                 *パピヨンの場合、脱臼・白内障等
                
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IPC公認 ドッグトレーナー ; 鵜飼敬神

 【A24】
     パピヨンと言うより全犬で考え、以下の点で使い分けしていただくと良いでしょう。
         胴輪服従訓練が終わっていない、又されていない犬
              服従心が養われていないと、リードから首が抜けた場合、飼い主さんの
              “待て”か“来い”のコマンド(命令)に対して、直ぐに服従しないと事故等を
              招きます。
         首輪服従訓練をされた犬、又は飼い主さんがリーダーウォークをされる場合
              リーダーウォークをする場合、犬が先に歩く時や、止まって匂い取りを
              する場合、首輪の方が止めさせる為のショックを与えやすい。


 【A25】
     耳の周りをかくときは、耳の中が汚れている場合が多いにありますので、一度耳の中を
       診て下さい。
      【耳掃除の仕方】
       綿棒にローションをつけて柔らかく隅々まで拭き、汚れをとってください。最後に何も
       つけない綿棒で拭きとってください。
       犬の耳は人とは異なり、綿棒を奥まで入れても鼓膜を痛める構造になっていません。


 【A26】
     獣医師の見解でも特に問題は無いとのことですが、階段ですから落ちた場合、パピヨンは
       骨折しやすいので、すべり止め等で安全対策を施してください。



 【A27】
     ブリーダーさんから引き取ってから、初めてのシャンプーが大切です。
      タライで洗う場合は、お湯よりもワンちゃんを先に入れておきます
      ワンちゃんをタライの中で立たせてから、足元から静かにお湯を入れていきます
      シャワーで洗う場合は、必ず足先から濡らしていきましょう
      突然、体にお湯をかけると、ビックリしてしまい「シャンプー嫌い」の子になってしまいます。


 【A28】
     黒い爪は屋外でも神経が見えませんので、切り戻す目安は1.5〜2mmが良いでしょう。
      一度に多く切り戻すと、必ず神経を切り痛がります。そして爪切りを嫌がるようになります。
      確かな方法として、他の爪の中に白い爪がありましたら、その爪の神経の先を見て切られる
       と良いでしょう!
      長く伸びすぎた爪を短くする場合は、アスファルト等の歩道等で走らせますと、自然に
       磨り減ります
。この場合神経がある位置まで減って短くなりますが、ワンちゃんは自然に
       なったことですので、特に痛がりませんし“爪切り鋏”を嫌がりません。
      爪の伸びすぎ防止には、毎日の散歩で“リーダーウォーク”をとりながら、走ることも行なっ
       て下さい。 しかし前足の鍵爪は切らなくてはなりません。


 【A29】
     わんちゃんは寂しさから、家族の方が帰ってくると嬉しさのあまり漏らしてしまう子がいます。
       このような時は、直ぐにあやしたり遊んだりせずに、目も合わさないようにしてください。
       (治るまで無視する行動をとる)
      そして漏らさなくなりましたら、まず『スワレ』等の“コマンド”を出して、従わせるようにします。
      その後、遊んであげるようにしてください。

複写厳禁


Happybelldream Kennel
ハッピーベルドリーム ケンネル
愛知県豊田市  0565-53-8037(TEL・FAX)
E-mail: u-keisin@hm5.aitai.ne.jp


 【A30】

     よく車の運転中に、家族の方がわんちゃんを抱いている方を見かけますが、もし1人で
       わんちゃんと一緒に出かける場合、わんちゃんは不安から運転手に寄ってきますので
       大変危険です。
       運転中は、バスケットかバリケンに入れる方が、わんちゃんも落ち着き安心できますので
       お奨め致します。

       *仔犬の時期からおこなわないと、後でバリケン等に入れようとしても騒いだりしますので
        慣らすまで多少時間がかかります。


 【A31】
     体質により耳が立つ時期は異なります。 耳が大きく毛が多い子は立つのが遅いですが、
       3ヶ月頃までには立たせてください。
      立たせ方としては、耳をソフトに包み込むように丸めて、テープを根元に巻き左右の
       耳角度が頭部中央から45度になるように立たせます。
      1日そのままにしておき、テープを剥がして耳の状態を確認してください。 
      立ちが悪い時は、再度繰り返してください。
      *耳立ては遅くても4ヶ月までにおこなわないと、軟骨が固まり立たなくなりますので
        注意してください。


 【A32】
      小さなお子様の場合は、
       ワンちゃんに「リーダーが大切にしている子」という認識を持たせましょう。  

       また、お子様もワンちゃんをからかったり、大騒ぎをしないようにしましょう。
       お子様の行動はワンちゃんにとって 怖いものです。
       落ち着いて優しくワンちゃんに接するようにお子様に教える事も必要です。    



 【A33】
     ワンちゃんは本来、「追いかけられると逃げる」習性があります。
      追いかけずにワンちゃんの方から来るようにしつけることが大切です。
      生後2ヶ月頃から「呼び戻し」のトレーニングをしましょう。

 【A34】
     
「終生飼養」とは、生涯にわたって快適な環境で過ごせるよう、愛情と責任を持って
       最後まで面倒をみるという事です。
       犬の幸せはすべて飼養者に委ねられているのです

     

 【A35】
      声をかけたり撫でたりしながらスキンシップを図り、信頼関係を築くようにします。
      また、パピートレーニングでどこを触られても嫌がらないようにする事は
      ワンちゃんにとっても、日常のケアや動物病院に行くときにストレスを感じることがなくなります。
      ただし、いつもスキンシップを図っていたり、やり方を間違えると
      自立心が育たず、依存心を高めてしまいますので注意が必要です。

     

 【A36】
      喜びのあまり、「体をくねらせる」「飛び跳ねたり走り回る」「明るい鳴き声で鳴く」「嬉ションをする」等の        動作をとる事があります。
        これらは飼い主への服従と自分は弱いので守って欲しいという気持ちを表しています。犬として自身        が深まるに連れて自然に治ります。

     

 【A37】
     ワンちゃんは、家族の一員となり人間社会で暮していきます。
      その為には、人間社会のルールを教えなければいけません。

      その事が、飼い主様ご家族とワンちゃんの幸せにつながります。
      

 【A38】
       群れで生活するオオカミを祖先に持つ犬は、順位関係の意識を強く持っています。
       飼い主の家族を群れと見なし、頼れるリーダーを見極めます。
       リーダーに忠誠を尽くす事は犬の喜びです。

 【A39】

        足元をやんちゃに飛び回っていた仔犬が「スワレ」の一言でおとなしくなるのは学習の結果です。
       仔犬は家族が4人であること、いつも食事を用意してくれるお母さんがきっと一番強いらしい事(笑)、
       「スワレ」と言われた時には、座っておとなしくしていると必ずいいことがある事、 などを学習していきます。

       祖先のオオカミの世界はもちろん、犬の世界にも「スワレ」「マテ」という言葉はありません。
       しかし、生まれて耳が聞こえるようになると
       「スワレ」の動作も知らなかった仔犬が、言葉を覚え 動作を覚え いい事があると覚えます。
      このような事を「学習」といいます。

      「学習能力」は犬だけに限りません。
      単細胞動物のアメーバーでも環境条件に合わせて学習しています。
      また、サーカスの動物の曲芸を見れば、動物の学習能力は想像の範囲を超えたものがあると感じます。


 【A40】
     人間用の食べ物には塩分や当分が多く含まれているため、
      ワンちゃんに与えると肝臓や腎臓の機能不全になる危険性があります。

      どうしても食事中に欲しがって騒ぐ場合は、ケージにいれ無視をしましょう。
      徹底すれば自分の食事と飼い主様の食事は違うものと理解します
     



 【A41】
     飼い主様の家に来るまでの食生活に問題があるかもしれません。
      
      「これからは、ゆっくり食べても良いよ」と言う心で接してあげましょう。
      まず、人の手は嬉しい手と覚えさせなければいけませんので、
      フードを少しずつ手であげて下さい。
      家族の手は嬉しい手と覚えれば唸る事はなくなります。


 【A42】
     飼い主様の義務としてあってはいけない事態ですが、
      ちょっとした時にいなくなってしまう事があるかもしれません。

      まず冷静になり普段の散歩コースを名前を呼びながら探してください。
      どうしても見つからない時は、都道府県の動物管理センターに連絡してください。

      またご近所のワンちゃんを飼って見える方にも、一言お願いしておくと良いでしょう


 【A43】
     仔犬のうちに叱る事は避けてください。
      でも成長してくると叱らなければいけないことも出てきます。
      常に怒ってばかりですと、ワンちゃんは萎縮し オドオドした感じになり、いつも飼い主様の顔色をみるよ      うになります。

      反対に、可愛がってばかりで育てると、自分の言う事は何でも聞いてくれると思い込みます。

      割合としましては9:1の割合で誉めて下さい。


 【A44】
     ワクチン接種後でしたら、早めに水際に連れて行くと良いでしょう。
      初めに怖い思いをすると嫌がってしまうことがリますので、浅などの静かな場所が良いです。
      一緒にボールた玩具で遊んであげると 水辺に良い印象を持ちます。
      もし不安そうでしたら、無理強いはせず 自分から手足を入れるまで待ちましょう。

      そのうちに大好きな場所になることは間違いありません。



 【A45】
      理由はさまざまです。
      「ママの匂いが好きだから」「ママの布団の方が温かいから」
      「フワフワのお布団で寝心地がいいから」・・・etc

        服従心が養われていれば、一緒のお布団で眠る事は構いません。
      でも、飼い主様の急な外出や旅行で、一人で眠らなくてはいけない時もあります。
      また、老犬になり介護が必要になった時も、一人で眠れなければ飼い主様が大変です。

      ワンちゃんの寝床も暖かく綺麗にしてあげれば、きっと喜んで自分の布団で眠るでしょう。



 【A46】
     ワンちゃんは、とてもデリケートです。

      もちろんストレスを体全体で感じてしまいます。
      言葉が通じないからこそ、愛犬の様子を いつも見てあげることは愛情です。
     


 【A47】
     ワンちゃんにとって、自分の匂いが取れてしまうのは嫌な事です。
      体臭は、とても大切な情報源で、自分を知ってもらう為の匂いです。

      シャンプーの香りが残っていると、自分の匂いではない為に取ろうとし、
      体を擦り付けると言われています。     



 【A48】
      ワンちゃんから見ると、子供は大人とは違う生き物に見えるようです。
      大人とは違う行動をする子供に戸惑ってしまう事がよくあります。

      仔犬の頃から、出来るだけご近所の子供さんに慣れさせてあげると良いです。     


 【A49】
     仔犬の頃は、天真爛漫で、何でも受け入れる心を持っています。
      でも1歳を過ぎると、「しつけ」の面で甘かった所が出て来ます。
      そしてその犬種特有の行動をする時があります。

      放牧犬等は、ひつじを追い込む作業をしていた為に、
      相手の前に回り込んだりする時もあります。

      同じ犬種は仲が良い・・・というのは、そんな行動も同じからでしょう。
     



 【A50】
      一人で留守番をしている時などに、ラジオをかけておいてあげると
      安心してリラックスできます。
      ちょっとした音にも敏感にならなくても済むからでしょう。

      また、飼い主の音楽を一緒に楽しんでいるワンちゃんは、その音楽が好きなわけではなく、
      音楽を聴いてご機嫌な飼い主を見ることが出来るから好きなのです。
      そして音楽を聴きながら、自分にも優しくしてくれる事が嬉しいのです。